今日はもとやが体験する研修の事を書こう。
1・珍しい研修
前回仕事は現地で学ぶ「OJT研修」の形をとっていると書いたが、もとやは珍しい研修を受けた。
会社・上司への忠誠心を植え付ける研修だ。
数日間の宿泊研修、人里離れ逃げることが難しい研修所
内容は、暗記・音読・社訓を大声で叫び続ける声出し

営業職なので接客に使う用語の大声での復唱「かしこまりました!!」「申し訳ございません!!」等を1日中叫ぶ

40キロ近い距離をチームで走破

グループにわかれて各自の長所、短所を言い合うグループワーク、等々

各項目、講師の合格点が出るまで終われない。講師の罵声・人格否定の怒号
2・限界まで追いつめられる
各項目共通して言えることは、限界まで追いつめて講師役の偉い上司数名(皆は尊敬していたが、人前で社員を馬鹿にしたりする様な人間としてどうかと思うような人だったので、もとやは逆に軽蔑していた)が、精神的にも肉体的にも追いつめられた社員を叱ったり褒めたりするのです。
人間追いつめられたら、救いを求めてしまう本能があるんだろう、例えば10回罵声を浴びせられても1回褒められたら、その10回を忘れてしまうくらいの感情になってしまうっぽい。
きっと、ドーパミンか何かのホルモンが分泌されるんだろうね。知らんけど。
原理はまるでDVだ。
もとやは、過去何度もマルチ商法の説明会に誘われた事があるので、そういう精神系の攻撃には強い。
決して落ちることは無かったし、人前で泣いたことは無かった、そもそも子供のころから泣く行為を忘れていた。

3・研修最終日?
研修最終日には、辛かった研修の成果発表と研修の成果を活かした今後の目標を筆で半紙に書いたものを講師・参加者全員の前で音読をするのだ。

声が小さいと何度でもやり直し、数日の辛かった研修を思い出し講師役の上司、駆け付けた直属の上司の前で読み上げる。
歓喜余って言葉につまる部下を講師役の上司、駆け付けた直属の上司が「がんばれ」と鼓舞する。
気持ち悪いことに男女関係なく80%、いやそれ以上かな、決意表明をしながら涙する姿。
講師役や直属の上司と抱き合う姿。
もとやの心の声(あー気持ち悪い、何なんだよこの茶番は)
4・クリアするまで何日でも終われない研修、終わるための秘策!?
遂にもとやの決意表明発表の順番だ!

本気度が低いと何度でもやり直し、研修生の列の一番後ろに回る。声も張るので喉もやられる。
こんな茶番に付き合うのはまっぴらごめんなもとやはクリアするために一芝居打つことにした。
それは!「ウソ泣き」だ。
泣きさえすれば合格でき、この人里離れた研修所とはお別れできると考えていた。
もとやは、自分の太ももを力いっぱいつねり、痛みで泣こうとした。
でも泣けない。そもそも泣く行為を忘れていたのだ。
目を細め眉間に力を入れ、泣くイメージを想像した。それでも涙は出てこない。
次は声を震わせてみた。これもあまり効果は無かった。
何度もやり直しをくらったもとやは最終奥義を出すことにした。
それは「牛歩戦術」だ。
講師が根負けするくらい、何度もやり直しを繰り返し、最後の一人になるまで粘り倒した。まるで何度も死に戻りをするラノベの主人公の様に・・・
研修から解放される為には嫌いな直属の上司とも抱き合った。
抱き合って合格を掴み取った瞬間
もとやの心の声(やってやったぜ!こいつらチョロい!)勝ち誇った気持ちになっていた。
会社は洗脳が切れたらいけないので、定期的に1日中声を出す研修には強制的に参加させられていたかな。業務中にたるんでいる様子が見られたりすると、気合い入れの目的で選抜されたりした。
もとやは、そんな研修を10年くらい経験、やがて経営者が変わりその風習が廃止された。
洗脳されている人。スイッチが入って人が変わってしまったり、とにかく怖い体験をしていた日々だった。
5.洗脳にかかると
講師だった直属の上司に、当時参加した別部署のスタッフが顔を合わせると、そのスタッフは神を見るような振る舞いで近づいて、瞳を輝かせ話しかけていた。
まるで産まれたてのひよこが、すりこみで初めて見た人を親と勘違いするような表情で。
もとやの心の声(間違いなく洗脳されている!!)
こんな奴らを沢山見てきた。
6・最後に洗脳について調べたみた
1.社会とのつながりを断つ状態
2.人格否定
3.罵声を浴びせられたりする
4.極限まで追いつめられる
5.寝ない・食事を与えない(これは大量の暗記等、肉体的に疲れてボロボロな時にさせる等)
社会的な力や、精神的圧力等で、本人の思う方向では無い方向に思想等を捻じ曲げる事らしい。
この研修そのものじゃないか!!今の時代も継続していたら大問題だ。
7・もとやが洗脳を回避できた理由
・常に物事を客観的に見れた
・常に冷めている(感動等で心を動かされない)
・そもそも限界まで物事をやらない(余力を残す)
・人を信用していない
と強い信念をもっていたようだ。



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