第4話:一触即発!?

冴えない営業マン

俺はもとや、営業の仕事に飛び込んで早1年。

順調かと言うと、契約数は相変わらず振るわなかった。

毎日営業から戻ると上司(以後名称はリーゼント)に営業日報を提出、机の前に立たされて怒鳴られる毎日が続いた。

毎日毎日、飽きもせず怒られ続けると、怒られる方も慣れてきて「心ここにあらず」状態だったり、「怒られているのは別人格だ」と思い込んで耐える方法をマスターしたり。

この頃に「鉄壁の防御=鋼のメンタル」をマスターしたのだと思う。

毎日多くの人前で指導を超えた人格否定をされていると、反抗的な態度にもなってしまう。

何かの言葉に反応してもとやは、反抗心をむき出しにした!

リーゼント『ちょっとこっちに来い!』

180㎝近いリーゼントは、もとやの首根っこを掴みひきずってビルの裏の狭い隙間に連れて行った。

更にリーゼントの口撃は続き、もとやの胸ぐらを掴んだ。

もとやは、胸ぐらを掴まれる事は過去何度も経験していたので、ひるまず

もとや『殴りたければ殴れ!』

他人に見せたことのない目、目力を入れ、鋭い眼光でリーゼントを真っすぐ睨みつけた!

もとやは先輩の中村に聞き知っていた。リーゼントが過去前職で部下に暴力をふるい、訴訟になった経験がある事を。

リーゼントはもとやの気迫に負けたのか、呆れたのか。掴んだ胸ぐらを放し、煙草に火をつけ背中を向けた。

リーゼント「俺はお前の事を思って叱って(正確には怒る)いるんだぞ」静かに言った。

※「叱る」と「怒る」では似ていますが、意味は大きく異なります。気になる方は調べてね!

「お前の事を思って」この言葉危険です。DVの加害者も多用します。

まともな指導が無く、数字が上がる訳が無い。

足で稼ぐ『根性論』しかないやり方が続くわけが無い。

そんなやり取りは約2年続き、上司「リーゼント」は別部署に異動、去って行った。

それから十数年経ったが、彼から学んだ事はほとんど無い。

その後出会った、パワハラ上司2名から学んだ事はあっても。

もとやの営業マンとしても生活は続く・・・・

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